趣旨・会則・倫理・活動報告
趣旨
「わかちあいの会 風舎」は、自死遺族の方を対象に「わかちあいのつどい」を開くことを目的として、2004年4月に発足したボランティア団体です。風舎という名前には、「風の集う場所」という意味が込められています。神戸を拠点に月に1度のわかちあいの場を開くことを目的としています。
例会ではグループでの分かち合いを基本としていますが初めての参加などでグループ参加をためらわれる場合はボランティアによる個別面談も可能です。ただし、いずれもカウンセリングや心理療法などを行うものではありません。
例会は、偶数月の第2日曜、1時半~4時を予定しております。場所は、神戸・三宮付近です。
例会参加費は500円で、年会費、入会金などはなく、特に事前のお申し込みは必要ありません。
今後もよりいっそう温もりのある会にしていけるよう,スタッフ一同研鑚をつみたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
会則
第1条(名称)
本会の名称を「わかちあいの会・風舎」とする。
第2条(目的)
本会の目的は自死遺族がそれぞれの経験を分かち合うことを通じて支えあう自助活動をサポートしていくことである。
2会員
第3条(会員) 本会の目的に賛同しボランティア活動を行う者を会員とする。
第4条(入会資格と手続き) 以下2つの条件を満たすこと。
1. 会員 1 名以上の推薦を受ける。
2. 代表またはその代理による面接を受ける。
第5条(会員の義務) 会員は以下の3つを義務とする。
1. 例会及び研修への参加に努める。
2. 会員は別に定める会員の<倫理規定>を遵守する。
3. 会員は別に定める会員の<心得>を遵守する。
第6条(罰則) 本会の目的や倫理規定に反することを行った会員は退会とする。
3活動
第7条(活動)
本会は第2条の目的を達成するため以下の活動を行う。
1. 定期的に例会を開催する。
2. 会員の知識および技能の向上、運営の円滑化のため研修を実施する。
第8条(記録保存と廃棄) 例会参加者からの回収文書や遺族からの郵便等は原則として1年間保存した後廃棄する。
第9条(活動費) 本会の活動費は例会参加費、寄付、助成金などでまかなう。
4組織
第10条(組織)
1. 代表は会員に関する情報管理、運営に関する管理を担当する。 2. その他必要な役職・役割を総会で毎年度決める。
第 11 条(選出) 代表は毎年4月、総会にて選出する。
第12条(任期) すべての役職の任期は1年とする。ただし総会で認められた場合継続が可能とする。
第13条(運営に関する会議)
1. 総会は毎年 3 月又は 4 月に行う。
2. 例会の前後に適宜運営事項に関するミーティングを行う。
3. 上記 1,2 以外は必要に応じ代表が召集する。
4. ミーティングは議事進行と書記を決め、書記は記録をメーリングリストで配信する。
5補則
第 14 条(窓口)
1. 本会への問い合わせの窓口として住所および電子メールアドレスをそれぞれ設置する。
2. これら窓口では事務連絡のみ行い、相談業務はおこなわない。
6付則
第 15 条(会則の改定)
会則の改定には会員の3分の2以上の賛成を必要とする。
第16条(細則) 本会運営に必要な細則、規定、心得は本会則に違反しないものに限り有効とする。
第17条
本会則は 2016 年 4 月 20 日に改定・発効する。
倫理規定
(1)会員は、以下の事項において<守秘義務>を遵守する。
例会で知り得た参加者の個人情報は、これを口外してはならない。
メーリングリストおよび反省会等で知り得た参加者、ならびに会の情報に関しては、これを口外してはならない。
(2)会員は、以下の点において、参加者および会員の<個人情報を保護する義務>を担う。
会員および参加者名簿等の管理はきちんと行う。
わかちあいの内容を記録として残さない。
例会時のアンケート等は一定の保管期間を設け、その後破棄する。
(3)会員は、以下に挙げた<参加者の権利>を守る義務を担う。
分かち合いの目的を知る権利
自己の情報をコントロールする権利(匿名など)
プライバシーを守る権利
(4)会員は、参加者および会員から知り得た個人情報を、研究等の会の目的外で使用してはならない。
(5)会員は、参加者および会員から得た個人情報を、外部からの問い合わせ、見学、講演等で第三者に提供してはならない。
(6)会員は、参加者と適切な距離をとる必要があり、参加者に個人的な連絡先を教えたり、軽率な約束をしたり、例会以外で連絡をとりあったりしない。
(7)会員は、心理療法家の行う専門的な治療、ケーススタディ、深い分析等は行わず、また、自己の能力を超える問題については、安易にアドバイスをしない。
(8)会員は、別途定める「会員の心得」を守る。
<会員の心得>
風舎の趣旨に賛同し、活動を通してその使命にあたる。
ボランティアとしての限界をわきまえ、アマチュアリズムに徹する。
遺族とかかわることの重大さ、倫理的責任を担い、善意はそれを担保しない。
サポートの質を高めるために、研修には努めて参加する。
参加遺族同士の交流、自助を促進する。
問題を一人、あるいは一部で抱え込まず、デブリーフィング等によって、スタッフ全員でわかちあう。
活動報告
例会
2005年度
第12回 5月8日(日) 17名
第13回 6月12日(日) 18名
第14回 7月3日(日) 14名
第15回 9月11日(日) 8名
第16回 10月2日(日) 12名
第17回 11月13日(日) 12名
第18回 1月8日(日) 9名
第19回 2月12日(日) 6名
第20回 3月12日(日) 12名
2006年度
第21回 5月14日(日) 15名
第22回 6月11日(日) 14名
第23回 7月9日(日) 11名
第24回 9月10日(日) 10名
第25回 10月8日(日) 7名
第26回 11月12日(日) 7名
第27回 1月14日(日) 12名
第28回 2月11日(日) 12名
第29回 3月11日(日) 10名
2007年度
第30回 5月13日(日) 9名
第31回 6月10日(日) 5名
第32回 7月8日(日) 9名
第33回 9月9日(日) 9名
第34回 10月14日(日) 9名
第35回 11月11日(日) 7名
第36回 1月13日(日) 7名
第37回 2月10日(日) 10名
第38回 3月9日(日) 2名
2008年度
第39回 5月11日(日) 9名
第40回 6月8日(日) 3名
第41回 7月13日(日) 5名
第42回 9月13日(日) 11名
第43回 10月12日(日) 7名
第44回 11月9日(日) 9名
第45回 1月11日(日) 6名
第46回 2月3日(日) 3名
第47回 3月8日(日) 4名
2009年度
第48回 5月10日(日) 7名
第49回 6月14日(日) 4名
第50回 7月12日(日) 6名
第51回 9月13日(日) 6名
第52回 10月11日(日) 4名
第53回 11月8日(日) 1名
第54回 12月14日(日) 4名
第55回 1月11日(日) 3名
第56回 3月14日(日) 6名
2010年度
第57回 5月9日(日) 8名
第58回 6月13日(日) 5名
第59回 8月8日(日) 5名
第60回 9月12日(日) 4名
第61回 10月10日(日) 2名
第62回 11月14日(日) 3名
第63回 1月9日(日) 2名
第64回 3月13日(日) 2名
2011年度
第65回 5月8日(日)
第66回 6月12日(日)
第67回 7月10日(日)
第68回 9月11日(日)
第69回 10月9日(日)
第70回 11月13日(日)
第71回 12月11日(日)
第72回 1月8日(日)
第73回 2月12日(日)
第74回 3月11日(日
2012年度
第75回 6月10日(日)
第76回 8月26日(日)
第77回 10月14日(日)
第78回 12月9日(日)
第79回 2月10日(日)
2013年度
第80回 4月14日(日)
第81回 6月9日(日)
第82回 8月11日(日)
第83回 10月13日(日)
第84回 12月8日(日)
第85回 2月9日(日)
2014年度
第86回 4月13日(日)
第87回 6月8日(日)
第88回 10月12日(日)
第89回 12月14日(日)
第90回 2月8日(日)
2015年度
第91回 4月12日(日)
第92回 6月14日(日)
第93回 8月9日(日)
第94回 10月11日(日)
第95回 12月13日(日)
第96回 2月14日(日)
2016年度
第97回 4月10日(日)
第98回 6月12日(日)
第99回 8月21日(日)
第100回 10月9日(日)
第101回 12月11日(日)
第102回 2月13日(日)
2017年度
第103回 4月9日(日)
第104回 6月11日(日)
第105回 10月8日(日)
第106回 12月11日(日)
第107回 2月11日(日)
第108回 4月8日(日)
第109回 6月10日(日)
2018年度
第110回 4月8日(日)
第111回 6月10日(日)
第112回 10月14日(日)
第113回 12月9日(日)
第114回 2月10日(日)
2019年度
第115回 4月14(日)
第116会 6月9日(日)
第117会 10月13日(日)
第118回 12月8日(日)
第119回 2月9日(日)
2020年度
第120回 10月11日(日)
第121回 12月13日(日)
第122回 2月14日(日)
2021年度
第123回 4月10日(土)
第124回 8月7日(土)
第125回 10月2日(土)
第126回 12月4日(土)
2022年度
第127回 4月2日(土)
第128回 6月4日(土)
第129回 8月6日(土)
第130回 10月1日(土)
第131回 12月3日(土)
第132回 2月4日(土)
2023年度
第133回 4月9日
第134回 6月11日
第135回 8月13日
第136回 10月10日
第137回 12月10日
第138回 2月11日
第139回 4月14日
第140回 6月9日
第141回 8月11日
第142回 10月13日
第143回 12月8日
その他の活動・助成金等
2006年12月10日、12月10日、参加遺族の方とスタッフとの懇話会を開きました。参加された方から、貴重なご意見やスタッフへのねぎらいのお言葉をいただきました。ご参加くださった方、また事前にお手紙等でご意見下さった方、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
2007年度は日本財団から活動助成金を受けました。
07年12月8日にチャリティーコンサートを開催しました。
07年9月16日に川野健治先生(国立精神衛生研究所)をお招きして、スタッフ対象の研修を行いました。
08年2月23日に清水新二先生(奈良女子大学)をお招きしスタッフ対象の研修を行いました。
2008年度風舎ニューズレターを発行しました.
08年8月10日に渡邉直樹先生(関西国際大学)をお招きしてスタッフ対象の研修を行いました。
2009年度は神戸市から自死遺族支援活動助成を受けました。
09年8月9日にスタッフ対象の研修を行いました。
2010年2月21日に高橋卓志住職をお招きし、講演会を開催しました。 たくさんのご来場ありがとうございました。
2010年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2010年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受けました。
2010年7月に伊藤高章先生(桃山学院大学教授)をお招きし、スタッフ対象の研修会を開催しました。
2011年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2011年2月13日に鷲田清一先生(大阪大学総長)をお招きし、講演会を開催しました。たくさんのご来場ありがとうございました。
2012年4月に風舎同窓会を開催しました。
2012年8月に黒川雅代子先生(龍谷大学准教授)をお招きしスタッフ対象の研修会を開催しました。
2012年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2012年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受けました。
2013年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2013年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受け、精神科医を講師として招きスタッフ研修を行いました。
2014年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2014年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受け、safetyをテーマに研修会を行いました。
2015年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2015年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受け、スタッフ対象研修会を行いました。
2016年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2016年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受け、講演会「自死遺族と共に 今、私たちにできること」を行いました。
2017年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2017年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受け、精神科医を講師として招きスタッフ研究会を行いました。
2018年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2018年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受け、スタッフ研修会を開催しました。
2019年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2019年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受け、「わかちあいの会・風舎の紹介と癒やしのコンサート」を開催しました。
2020年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2021年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受け、スタッフ研修会を開催しました。
2021年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2022年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受け、スタッフ研修会を開催しました。
2022年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。
2023年度は兵庫県から自殺対策強化基金補助事業補助金を受け、傾聴ボランティア講座を開催しました
2023年度は神戸市から自死遺族支援活動助成金を受けました。